相続手続(遺産分割)を弁護士に相談すべきタイミング【手に負えなくなってからでは遅い!?】

京都市中京区にある、相続に力を入れている「こうの法律事務所」です。

親や兄弟姉妹などが他界した場合、遺言がなければ遺産分割協議が必要になります。

どのタイミングで弁護士に相談すべきかわかりません

手に負えなくなってから相談すれば良いのでは?

今回は、そういった疑問にお答えします。

オンライン相談なら初回無料。中京区・上京区・下京区・左京区・右京区をはじめ京都市はもちろん、京都市外、京都府以外でもお気軽にご相談ください。

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【結論】早ければ早いほうが良いです

親や兄弟姉妹などが亡くなられて、すでに相続が発生しているのであれば、ご相談は早いに越したことはありません

弁護士に相談するのは「手に負えなくなってから」と考えている方は少なくありません。

もちろん「手に負えなくなってから」のご相談もお受けしておりますが、「手に負えない状況にならないために」相談するのがオススメです。

早めに相談すべき理由とは?

まだ話し合ってもいない段階で相談して、意味があるのでしょうか?

まだ弁護士に相談するような状況じゃないと思うのですが…

たとえば「これから相続人同士で話し合おうと思っている」という段階でご相談いただくことで、法定相続分や手続きの方法など、基本的なことが分かります。

また、介護や事業に貢献した場合に認められることもある「寄与分」、特定の相続人が生前贈与を受けていた場合に認められることもある「特別受益」などについて、正しい知識を得ることができます。

そういった知識を頭に入れて話し合いに臨むのか、感情に任せて自分の意見を言うのか、どちらがスムーズに進むか答えはあきらかです。

また早めにご相談いただくことで、選べる選択肢も多いです。

相談だけして、依頼はしなくても良いのですか?

もちろんです。
相談だけして、ご自身で協議をされても全く問題ありません。

弁護士に相談せず協議を始めてしまった結果、認めなくて良いことを認めてしまったり、感情がぶつかって収集つかなくなることも十分考えられます。

また最悪の場合、遺産分割協議書にサインしてしまうなど、取り返しのつかないことになる場合もあります。

相談することで、今後自分がどういったことをすべきで、どういったことをすべきでないか分かるというのは、とても大事なことです。

病気でイメージしていただくと良いのですが、重症化した段階で病院に行くと、治療に時間・労力・お金・ストレスがかかります。場合によっては手遅れになるかもしれません。

ところが病気になる前、あるいはまだ軽症の段階で病院に行けば、時間・労力・お金・ストレスが少なくて済みますよね?

早めに弁護士に相談したほうが良いというのも、それと同じことです。

「早め」というのは、具体的にいつか?

「早め」というのが具体的にどのタイミングなのかというのは、一概に言えません。

それでもあえて具体的に言うと、今こうして相続について情報収集しているこのタイミングがベストタイミングです。

すでに相続が発生して、こうして情報収集されているわけですから、早すぎることはありません。

あるいは、相続人の誰かから「協議したい」と言われたときは、すぐにでも相談すべきタイミングです。

反対に、誰も動かず長年遺産分割を行わなかったのであれば、今動かないと自分の子の世代に問題が先送りされるだけなので、今がベストタイミングと言えます。

相談した結果、「特に問題はない」と分かれば、それも前進です。健康診断で悪いところが見つからなかったら、安心するのと同じです。

とはいえ相談料が掛かると、「とりあえず相談する」というのもハードルが高いはずです。

そこで当事務所では、オンライン相談は初回無料としております(時間は1時間程度)

お気軽にお申し込みください。

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まとめ

弁護士に相談すべきタイミングについて解説しました。

結論は、「早ければ早いほど良い」です。トラブルが起きる前に、あるいはトラブルがまだ小さなうちに相談するのが

執筆者

弁護士 河野 佑宜のアバター 弁護士 河野 佑宜 こうの法律事務所 代表弁護士

2007年に弁護士登録し、2015年に「こうの法律事務所」を開設。
民事・刑事問わず幅広く取り扱う弁護士として活動。
2021年度 京都弁護士会 副会長を務めたほか、京都弁護士会の複数の委員会で委員長・副委員長を務める。

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